「歩いても歩いても」を観た

f:id:yokoshi_man:20191016191758p:plain

実家に帰って親戚が集まったときのリアル感。ナチュラルに出てくる毒。顔のひきつる感じ。大きく展開することはなく、気付いたら終わっていた。この映画は説教くさくない。観る側にゆだねられている。15年前に観ていたら、つまらなかっただろう。15年後に観たら、また違う感想を持つだろう。そういう映画。

「羅生門」を観た

f:id:yokoshi_man:20191012212149p:plain


黒澤明の「羅生門」。殺人事件に関わった3人の証言が食い違うという話。 登場人物はたった8人だが、事件の回想が4度あり、そのどれもで3人の人格が変わるから、三船敏郎森雅之京マチ子は4役やっているようなもの。そこに厚みがある。三船敏郎の狂ったように笑う演技と対象に、森雅之の冷ややかな目が怖かった。

 

絵は左手を逆に描いてしまった。ネクタイを唐草模様にしようと思ったけど、参考を見てたら頭がおかしくなって上手く描けなかった。反省。

「ジョーカー」を観た

f:id:yokoshi_man:20191009232154p:plain

ホアキン・フェニックスシステムの映画。いろんなキャラクターが出てきていろんな視点で進むのではなく、ひたすらジョーカーを追うから、より一層演技が際立っている。笑うシーンは圧巻。何度かあるダンスシーンは神秘的。弱さを全面に押し出しているから、キャラクターに引きずり込まれる。何度もボコボコにされて、映画のジョーカーだと一番弱いんじゃないかと思うけど、なぜか大男には力負けしない。「カッコーの巣の上で」のオマージュを感じたときは、フフとなった。影響があるらしい「キング・オブ・コメディ」は観たことないから観たい。もう1回観に行こうか。

何を描きたいか分かってきた

f:id:yokoshi_man:20191001212242p:plain

 前に漫画が描けるようになりたいと書いたが、そんなに描きたい訳でもないということが分かってきた。今はファミコンのパッケージみたいなのが描けるようになりたい。コピックで色を塗るようになって、楽しくなってきた。とりあえず人間を描けるようになろう。変にいろんなキャラクターを描こうと思わずに、一つのキャラクターを描こう。