実家に帰って親戚が集まったときのリアル感。ナチュラルに出てくる毒。顔のひきつる感じ。大きく展開することはなく、気付いたら終わっていた。この映画は説教くさくない。観る側にゆだねられている。15年前に観ていたら、つまらなかっただろう。15年後に観たら、また違う感想を持つだろう。そういう映画。
「ジョーカー」を観た
ホアキン・フェニックスシステムの映画。いろんなキャラクターが出てきていろんな視点で進むのではなく、ひたすらジョーカーを追うから、より一層演技が際立っている。笑うシーンは圧巻。何度かあるダンスシーンは神秘的。弱さを全面に押し出しているから、キャラクターに引きずり込まれる。何度もボコボコにされて、映画のジョーカーだと一番弱いんじゃないかと思うけど、なぜか大男には力負けしない。「カッコーの巣の上で」のオマージュを感じたときは、フフとなった。影響があるらしい「キング・オブ・コメディ」は観たことないから観たい。もう1回観に行こうか。
このキャラクターでいく
これが主人公のゲーム。炭鉱夫が岩を削るのに疲れ果てて、ツルハシでプリンをぶっ壊す快楽に溺れていくという設定。だから描かないといけないのは、こいつと岩とツルハシとプリンだ。